大手ならではの知名度の高さによる信頼性

注文住宅の業者への依頼で、ハウスメーカーと工務店のどちらにするかで頭を悩ませる人も少なくありません。一見するとどちらを選んでも同じように感じられますが、ハウスメーカーの大きなメリットは大手ならではの安心感です。需要の増加に伴って増えている施工業者の中には、安い費用で請け負って、見えない所で手を抜く悪質な所もあります。中小規模の工務店は施工実績が乏しく、業界内での評価も少ないので判断が難しいのが実情です。全国展開している大手ハウスメーカーであれば、実績も豊富で利用者からの口コミもたくさんあるので、信頼性を確かめて依頼ができます。事前に住宅展示場で家造りの方向性を決められるのも、ハウスメーカーだからこその強みです。

建設後の保証の安心感

日本では家を建設してから10年間、施工者が瑕疵や資力確保措置を保証することが義務付けられています。10年間の保証は会社が存在することが条件です。10年が経過する前に経営難などを理由に会社が無くなった場合には保証は受けられません。実際に地域密着型の中小規模の工務店に依頼をしたことで、期間内に倒産して保証が受けられなかったという事例もあります。全国に支店を展開する大手ハウスメーカーは、十分な利益を上げて経営が安定しているので、よほどのことがない限り倒産する心配がありません。仮に依頼した支店が閉鎖されても、本社が存続されていれば保証は受けられます。建設後のアフターフォローが受けられる安心感は、大手ならではの強みの一つです。